賢い家づくりへの道!畳

こんにちは、コモ君です。

もうすぐ3月も終わりですね。
学生さんは春休みでうらやまし〜

今回は、畳についてです。
畳の種類や違いは普段気にする人はあまりいないと思いますが、実は表面も中身も違いがあるのです。

畳の分類
畳は3つの種類に分類されます。これを見れば、そう言われればそんな違いがあったなと気づかされると思います。

―縁あり畳―
私たちがよく目にする畳ですね。畳床、畳表、畳縁の構造で作られている畳です。それぞれに使われている材料によって更に細かく種類が分かれます。
近年ではバリアフリー化の傾向から、13〜18mmの薄い畳が増えてきました。

―縁なし畳―
縁のない畳のことです。言うまでもないですね。
加工が難しいために、畳表は琉球畳表が使用されることが多い畳です。
技術的に機械での製造ではなく、畳職人の手作業で製造される畳です。
近年の傾向からすると、和室でもこの縁なし畳を使用することが多くなってきました。
フローリングなどに部分的に置く置き畳も増加の傾向にあります。
畳が登場した頃は、畳縁のある畳が高貴な人たちの使用するもので、この縁なし畳は庶民の使用する畳でした。
雛人形が畳の敷物に座っていることからもお分かりでしょう。
今では原料や技術面で価格を下げることが難しく、反対に高級な畳として扱われています。

―床の間―
床の間には龍髭畳表という独特な畳表が使用されます。
現在では畳床を使わずに、薄縁と呼ばれる畳表に畳縁をつけただけのものが多く使われ、畳そのものはあまり使われていないようです。

畳床の種類
近年では様々な材質の畳床が作られています。
代表的には三種類、全てを稲わらで作った「本畳表」。
稲わらを上下層に、中層にポリスチレンフォームを挟んだ「ワラサンド畳床」。
稲わらを全く使わない「建材床」があります。
そのほかにも特殊なものもありますが、基本的にはこの3種類です。