賢い家づくりへの道!窓ガラス

こんにちは、コモ君です。

賢い家づくりを実現するためには、様々な知識が必要となります。
今回は、窓ガラスについてです。
ガラスの種類によって、家の安全性や断熱性能が変わってきます。
外からの視線の感じ方にも影響してくるため、じっくりと検討していきたいポイントです。


一般家庭等で主に使われているガラス

・フロート板ガラス
 最も一般的な透明の板ガラスです。寸法や厚みの種類が多く、様々な場所に使われています。





・型板ガラス
 板ガラスの片面がザラザラしている不可視のガラスで、部屋の間仕切りや浴室、洗面室、台所など視線の遮断が必要な場所に使われます。




・網入ガラス
 ガラスの中に、金網、又は金属線を封入したガラスです。
勘違いされる方が多いようですが、主に防火と飛散防止を目的としており、防犯効果はありません。



高性能ガラス


・強化ガラス
 フロート板ガラスを約400度に加熱した後、急冷処理して作ります。同じ厚さの板ガラスに比べて、約3倍の耐風圧強度があります。また、割れた場合でも破片は粒状になるため、大きな怪我から人体を守ります。透明タイプと型ガラスタイプがあり、用途に応じて使い分けることができます。万が一割れても、安全を確保したい部屋等にオススメです。



・合わせガラス
 2枚の板ガラスの間に、柔軟で強靭な中間膜をはさみ、熱と圧力を加えて接着させたガラスです。万が一割れた場合でも、ガラスは中間膜にしっかり接着されているため、破片が飛び散るのを抑えます。また、中間膜が強靭なため、同じ厚さのガラスに比べ衝撃物が貫通しにくくなります。また、その他にも遮音性、美観の向上、防犯性等、様々な機能をもっています。



・複層ガラス
 2枚の板ガラスの間に乾燥空気を封入し、断熱効果を高めたガラスです。高い断熱性能や、結露の防止、保温効果等により、室内環境を向上させ、省エネ効果も期待できます。ガラスの組み合わせによって、安全・防犯・防火等、様々な機能を発揮することができます。

このように、ガラスの種類はたくさんあります。窓ガラスは、住宅の中では一番薄い部分となり、デリケートな部位となります。適材適所な組み合わせを考えましょう!